2016/12/29

Look Back 2016 その1

 2016年もいよいよラストです。と、いうわけで例年、誰に頼まれる訳でもなく勝手にやってますが、全く個人的なマイ・ベスト2016を振り返り。
 で、今日は映画編。
 映画はまず映画館のスクリーンで観るべし、という主義。若いころ(学生時代)は本当にやることがなかったので、映画館に入り浸っていましたが、さすがにもうそんなに行く時間はなくなってしまっている。そんな中で厳選して観ているような感じ、といいながら何やかんやで30本近くは鑑賞した次第。今年のマイ・ベスト3はこんな感じ。

 別枠『クリード』/ライアン・クーグラ
 1位 『エヴリバディ・ワォンツ・サム』/リチャード・リンクレーター
 2位 『デッドプール』/ティム・ミラー
 3位 『ヘイトフル・エイト』/クエンティン・タランティーノ
    『永い言い訳』/西川美和
    『シング・ストリート』/ジョン・カーニー

 いきなり、別枠ですみません。しかもベスト3と言いながら5作品を選出。。。『クリード』は本当に年始めの上映。これは、あまりに特別なため別枠シードとさせていただいた(詳細は、本ブログの2016/3/31をご覧ください)。
 さて、『クリード』を外すとなると、『エヴリバディ・ワォンツ・サム』を1位にした。非常に面白い映画で、登場人物も主人公を含め突出して際立っている訳ではなく、特にストーリー上の山場がある訳でなく、喜怒哀楽の波はほとんど無いし、ドンデン返しも全く無い。でも、作品にグイグイ引き込まれるという感覚が、それこそ快感だ。決して大作ではないが、個人的には傑作だと思う。そして、何はともあれサントラが素晴らしい。
 2位は『デッドプール』。アメコミ、バカ映画(失礼!)だが、オープニングからエンディングまで片時も目を外せないほど愉快痛快。いわゆる「第四の壁」を破るという意味でも突出していると思う。そして、何と言っても、主役のライアン・レイノルズが素晴らし過ぎる。まさに自叙伝的なパフォーマンスに合掌。
 3位はそれぞれ良さがあり甲乙つけがたい。『ヘイトフル・エイト』はオープニングで撃沈!と、言うかオープニングが全てと言ってもいいかも。タランティーノらしさが全編に渡っていて本当に気持ちいい。『永い言い訳』は本当に隙のない映画。色々と考えさせられる。『シング・ストリート』は80年代ロック好きには、もう垂涎の作品。『エヴリバディ・ワォンツ・サム』と併せて黙って観ろ!、という感じ(笑)。
 という感じで、来年もいい映画に巡り合いたいですね。
 明日は音楽編、いきますよ。(TM)