2016/12/31

Look Back 2016 ゆく年来る年

さて今年も関西に帰っての大晦日、元旦を迎える。
まったく個人的なマイニュース2016を最後に振り返ってみる。
今年もいろいろ盛りだくさんな1年だった。みなさん、ありがとうございました。
マイ・ニュース、ベスト3をあげるとこんな感じ。


 1.長女、縄跳びをひとりで飛ぶ。長男、喋り始める。


 2.武蔵野クリーンセンターの第1段階が間もなく完了。


 3.トロールの森2016に大学研究室で出展


以上です。
みなさん、よいお年を。新年は6日からスタートします。(TM)

2016/12/30

Look Back 2016 その2

  昨日に引き続き、全く個人的なマイ・ベスト2016。今日は音楽編。今年は音楽メディアの購入は例年に比べて断然少なめ。理由は昨年同様はっきりしていて、アナログレコードの置場が家になくなってきて、なかなかドッチャリと購入できなくなってきた、という物理的な課題があるのです。
 という訳ですが、今年は数えてみると53枚のレコード&CDを購入。相変わらずアナログレコードとCDを並行して購入している。世間的にはCDの売り上げが壊滅的なのに加速度がついてるらしく、ますます「どうなっていくのやら」という感じ。ネット配信しかしないアーティストも増えてきているので、カニエ・ウエスト、フランク・オーシャン、チャンス・ザ・ラッパーの新譜は聴けていない(ラジオの音源だけ)!そこは、ちょっと残念。 
 さて、2016年のマイ・ベストを選んでみる。
 実は輸入盤2枚ほどアナログレコードを注文中で、まだ届いていない。それはNick Cave&BadSeedsの『Skelton Tree』とMitskiの『Puberty2』。現在、おそらく船便で輸送中。ので、残念ながら入れていない。が、もしかしたらランキングに入っていたかも、という感は否めない。
さて、順番はこんな感じかな。

 1位:『Teens Of Denial/ Car Seat Headrest
  2位:『Bang Zoom Crazy Hello/Cheap Trick
  3位:『Revolution Radio/Green Day
  4位:『This House Is Not For Sale/Bon Jovi
  5位:『Schmilco/Wilco
  5位:『Darkness and Light/John Legend

 今年も決め所がなく本当に迷った。正直1位~3位はどれが上でも問題ないが、カー・シート・ヘッドレストが日本ではあまり話題になってなかったような気がして、若いパワーに一票入れてみた、といった感じ。最近、ヒップホップ系の新星ばかりが評価されるが、ギター、ギンギンのバンドを絶大に評価したいところに新星が現れた。王道かつ繊細なヒネリが効いた傑作だと思う。11分を超える「The Ballad Of The Costa Concordia」は圧巻でまさに現代版ボブ・ディラン(ちょっと言い過ぎ(笑)?!)。ウィル・トレドは今後が本当に楽しみだ。2位はチープ・トリックに(ちなみに本ブログの2016/4/2でも少し触れていますので参考までに)。個人的には一番好きなバンドという贔屓分を差し引いても、やはり新譜は素晴らしいと思う。これもあまり巷では評価されていないが、アメリカン・ロック魂は健在だ。合掌。3位は、各方面で評価が高かったグリーン・デイ。「Still Breezing」は「マジ泣ける!」といった感じ。一時、ビリー・ジョーが薬物依存でダメかもと言われていたので、見事な復活劇に涙。4位はボン・ジョビに一票。日本では(海外でもかな?)ボン・ジョビを褒めると馬鹿にされる傾向にあるが、良いものは良い、と言いたい。リッチー・サンボラ脱退後の初アルバムという意味でも意味深い。タイトル曲の歌詞「この心、この魂、この家(バンドのメタファーとしての)は、売り物じゃない!」は涙なくしては聴けない。5位はウィルコの新譜。地味なアルバムだが個人的には久々のウィルコの良作で(ここ何作かは個人的には今一つだったので)うれしい限り。もう1作品、年末のこの時期にリリースされたジョン・レジェンドの新譜もいい。特にチャンス・ザ・ラッパーをヒューチャーした「ペントハウス・フロア」はカッコ良いの一言に尽きるリズム隊がクリスデイブ(dr)とピノパラディーノ(b)プロデュースがブレイクミルズという黄金トリオなの圧倒的
 ここには挙げなかったが、Pastacas というクループの『Pohlad』という作品が素晴らしかった。北欧(ヘルシンキ)発のエレクトロニック系にも聞こえるアコースティック・ポップスとでも言うべき(?ちょっと違うかも(笑))、現代音楽にも通じる独特の音楽を紡ぎだしているアーティストの8年ぶりの新譜。聴きごたえありの名盤。後、エスペランサ・スポルディング、ウィーザー、ポール・サイモン、スティング、イギー・ポップ、レッチリ、大西順子(ジャンル、本当にグチャグチャ(笑))の新作も素晴らしかった。そして、デヴィッド・ボウイとレーナード・コーエンの遺作となった新譜が傑作だったということにも敬意を表したい。
さて、そんな感じで2016年もたくさんのいい音楽に出会えた。さて、2017年はどんな音楽に出会えるでしょうか!(TM)

2016/12/29

Look Back 2016 その1

 2016年もいよいよラストです。と、いうわけで例年、誰に頼まれる訳でもなく勝手にやってますが、全く個人的なマイ・ベスト2016を振り返り。
 で、今日は映画編。
 映画はまず映画館のスクリーンで観るべし、という主義。若いころ(学生時代)は本当にやることがなかったので、映画館に入り浸っていましたが、さすがにもうそんなに行く時間はなくなってしまっている。そんな中で厳選して観ているような感じ、といいながら何やかんやで30本近くは鑑賞した次第。今年のマイ・ベスト3はこんな感じ。

 別枠『クリード』/ライアン・クーグラ
 1位 『エヴリバディ・ワォンツ・サム』/リチャード・リンクレーター
 2位 『デッドプール』/ティム・ミラー
 3位 『ヘイトフル・エイト』/クエンティン・タランティーノ
    『永い言い訳』/西川美和
    『シング・ストリート』/ジョン・カーニー

 いきなり、別枠ですみません。しかもベスト3と言いながら5作品を選出。。。『クリード』は本当に年始めの上映。これは、あまりに特別なため別枠シードとさせていただいた(詳細は、本ブログの2016/3/31をご覧ください)。
 さて、『クリード』を外すとなると、『エヴリバディ・ワォンツ・サム』を1位にした。非常に面白い映画で、登場人物も主人公を含め突出して際立っている訳ではなく、特にストーリー上の山場がある訳でなく、喜怒哀楽の波はほとんど無いし、ドンデン返しも全く無い。でも、作品にグイグイ引き込まれるという感覚が、それこそ快感だ。決して大作ではないが、個人的には傑作だと思う。そして、何はともあれサントラが素晴らしい。
 2位は『デッドプール』。アメコミ、バカ映画(失礼!)だが、オープニングからエンディングまで片時も目を外せないほど愉快痛快。いわゆる「第四の壁」を破るという意味でも突出していると思う。そして、何と言っても、主役のライアン・レイノルズが素晴らし過ぎる。まさに自叙伝的なパフォーマンスに合掌。
 3位はそれぞれ良さがあり甲乙つけがたい。『ヘイトフル・エイト』はオープニングで撃沈!と、言うかオープニングが全てと言ってもいいかも。タランティーノらしさが全編に渡っていて本当に気持ちいい。『永い言い訳』は本当に隙のない映画。色々と考えさせられる。『シング・ストリート』は80年代ロック好きには、もう垂涎の作品。『エヴリバディ・ワォンツ・サム』と併せて黙って観ろ!、という感じ(笑)。
 という感じで、来年もいい映画に巡り合いたいですね。
 明日は音楽編、いきますよ。(TM)

2016/12/25

Do They Know It’s Christnas ?

  毎年クリスマスは、バンド・エイドのこれを聴くことをルーティンにしている。

かれこれ30数年前に買った、アナログの12インチのEPである。
 ジョージ・マイケルが亡くなったニュースが世界をかけ巡っている。アルバムの裏ジャケに参加した錚々たる面々がうつっているが、丁度真ん中の左寄りにジョージ・マイケルがいる。あまりに早いのが残念というしかない。ご冥福をお祈りします。(TM)
 

2016/12/21

設計演習講評会2016ラスト

 武蔵野大学3年生、設計演習最終課題の講評会。武蔵野大学は4年生に設計演習の授業がないので、これが授業としてはラストの設計課題となり、後は卒業設計を残すのみとなる。
 3年生後期は僕も含めて5名の建築家によるスタジオ制(各建築家により異なる課題を出して、少人数のスタジオのようなかたちでおこなわれる設計演習)での設計演習のかたちをとっており、他のスタジオの課題が見られるのはこの講評会だけなので、教員としても楽しみである。個人的には前日に胃腸炎でダウンしてしまったので、何とか気合で体調を直して講評会に臨んだ次第である。
 水谷スタジオの2016年度課題は『武蔵野市現代美術館』。敷地はかつてバウスシアターが存在していたサイト。丁度、現在、その地に新しい商業施設の開発がおこなわれていて現場工事がおこなわれているので、ある意味タイムリーといえばタイムリーな課題。
 水谷スタジオは5名が発表。
・小さなギャラリー展示とミニシアターがパッチワーク状につながる美術館
・象徴的な小劇場と商店街のような美術館のコンプレックス。
・細長い展示室がレベルを変えながら連続するリニア―な美術館
・子供が楽しめる大地の丘のような美術館
・大きな工房を街に開きながら展示室に誘う構成の美術館
 と、いう具合にそれぞれに魅力的な提案を完成させた。学生のみんなは本当にお疲れさまでした。
 講評会は13時過ぎから始まり、先生方の非常な熱心な指導及び講評があり、20時くらいに終了。長丁場になるので、さすがにこっちも身も心もしびれてくる。終了後、毎年恒例の懇親会へ。そこでは、一様に課題から解放されて、充実感と虚脱感を漂わせている学生たちの様子をみて、こちらもそこはかとなく静かに充実した達成感を感じることになる。
 例年そうだが、これが僕にとっての年内最後の学内のイベント。
 さていよいよ年末に突入するのであります。バタバタしながら、じっくりいきますよ(笑)。(TM)

2016/12/16

十和田にて

 青森方面にでかける所用があり、少し足を延ばして十和田市現代美術館へ赴く。恥ずかしながら、開館してからなかなか行く機会がなかったので、非常に楽しみにしていた。
 まちと一体化する美術館ということで、街へショーウィンドウのように美術作品が開かれているような構成があったり、施設内に入ればひっそりと佇めるような場所があったりと、新しい美術館のかたちがまさに立ち現れているような感覚をもった。
 ただ、この建築のあり方が、この十和田の街に本当にふさわしいか、というとちょっと違和感がある、というのは否めない。でも、それはちょっとだけ観光客として寄った者の浅はかな感覚なのかもしれない。また、夏に来ると違った雰囲気が楽しめそうで、いろいろと想像を膨らませてしまう。やはり、アートは人を元気にさせてくれる、と感じた十和田の時間でありました。(TM)

2016/12/15

冬に美術展

  
 有明への移動の合間に時間が少し空いたので美術展を2つハシゴする。
 庭園美術館での『クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち』展、そして原美術館での『篠山紀信 -快楽の館』展へ。
 時間があまりなかったので、本当にザーッと観ただけになってしまったが、どちらも作家の作家性がダイレクトに感じられる展覧会になっており、期待をまったく裏切らないと思う。ボルタンスキーは美術館内で良い展示ができるのかな?と若干心配(余計なお世話!)もあったが、しっかりと美術館(の建築を含んだ)の歴史性を活かした展示になっていた。篠山紀信はもう反則じゃないか、というくらいド真ん中の剛球という感じ。
どちらも本当に骨太で観ていて清々しささえを感じる、と勝手な感想を抱きながら会場を後にする。アートは人を元気にする、というけど、非常にその好例だと思い、会場を後にしながら「元気出た。。」と一人呟いてみるのでありました。(TM)

年末とPVとキノコと

 毎年恒例の家族写真の撮影で写真家のキッチンミノルさんに石神井の家までお越しいただく。
 撮影も無事に終わり、雑談をしている中でキッチンさんが、「ケツメイシの新曲のPVはいいですよ。ご覧になりました?」と聞かれ、さすがにケツメイシとは!、意表をつかれたかたちだったので、youtubeで早速検索して観てみることに。ほぼ、ダチョウ倶楽部のPVのようなテイストで、そこはかとなくジンときて面白い。
 それを観ながら、「メインストリームではなくても、コツコツと続けていく、ということはホントに大事なことなんじゃなかろうか。。。」と二人して納得。
 雪が降ったかと思えば、春のように暖かくなったりと気候が乱降下しているが、いい感じの環境が整ったのか、庭に設置した木のカウンターにキノコがコツコツと繁殖している。これも継続の大切さを、教えてくれている。ような、気がする。うむ。ちょっと無理やり関連付けてしまいました。すみません。はい。(TM)