2017/07/02

太田市美術館図書館

 先日の武蔵野クリーンセンターに引き続き、布野修司先生にお誘いを受けて(本ブログ2017/6/16を参照ください)、太田市美術館・図書館の見学会に参加する(ちなみに雑誌『新建築』の同じ号(20175月号)に武蔵野クリーンセンターも掲載されているので、勝手ながら縁を感じているのであります)。週末ということもあり、無理を言って、子供(家族)連れで参加という運びに。
 設計者の平田晃久さんは大学の同級生で、大学を卒業して以来の対面。スタッフの方を含め、施設内を丁寧に案内していただく。本当に、ありがとうございました。
 雑誌で見ていたよりも施設の様子は圧倒的によくて、図書館の空間が文字通り螺旋をえがくように連続していくなかで、さまざまな居場所や抜けが生まれていて、施設全体が丘の中にいるような感覚を生じさせているように思えた。子供たちも走り回っていて、純粋に楽しめる空間なんだ、と改めて実感する。参加者のみなさんとも交流ができ充実した見学会。前橋と同様、太田もおそらく市街地の衰退の雰囲気が感じられ、地方都市の再生ということに対して、建築がどのような役割を果たせるか、というテーマを改めて考えさせられた。(TM)